土曜日, 12月 11, 2010

大地にしっかりと根ざして

今年は例年にない暑い夏でした。汗をふきふき、おのれ自身の「業務理念(LETS法務)どおり仕事ができているか?」を問いなおす季節でもありました。

LETS法務のLはLife「生きる」で、人が生きることを目的とすること、つまり活人法務。
EはEquality「対等」で、お客様との人としての対等性。
TはTeam「チーム」で、チーム力の発揮。
SはStrategy「戦略」で、戦略性ある仕事。
以上により事務所の強みをいかして、課題に最適なシフトを敷こうとするものです。

先行する米国を見ますと、我が国もより厳しい来年に突き進む可能性もございます。
であればこそ、大地にしっかりと根ざして踏ん張らねばと、気も引き締まります。 

2010年 一年、本当にありがとうございました。


鼎 かなえ



 その軽重を問う者、数知れず


 その軽重を問われる者、これ亦 数知れず


 然れども、徳を積む者、潜んで数知れず


 その繋がりを求めてやまず

土曜日, 11月 06, 2010

環境の変化への対応力がなければ

強者も必衰!


 大量生産式の製造業基地の役割は、すでに新興国が担う時代となった。


 過去の環境では最強の存在であっても、あたらしい環境への対応ができなければ、滅する他なくなるのだ。


 最強だったことに執着するものは、その化石をかつての弱者の前にさらすこととなる。


 智恵をふりしぼり、変化につとめ、あたらしい存在をめざす。


  

2010年の瀬戸川の辺

次の時代の到来を呼ぶ

大量生産と激しい価格競争の時代を乗り越え、

文化に根ざすあたらしい地域経済づくりへとすすむ

時代が到来しつつある。時は流れる川のごとく進む。

その知らせを聴いて待機し始める。

それを確信して風を呼び始める。

日曜日, 8月 22, 2010


支えあいで、
   高く伸ばす
1人が支える。
風で揺らぐ。支える手や足そして姿勢変えてバランスをとり続ける。これを見守る仲間。
支えきれぬと見るや、待ち受けた仲間が代わって支え続ける。安定の機会を捉えて竹穂を継いで高く伸ばす。
また揺らぐ。位置を変えつつバランスを取り直す。緊張が途切れて揺らぐと他の仲間がサッと肩代わり。
その誰もが支え、誰もが仲間となる、支えあいのチームワークこそが、目的を継続し続け、これを高く高く伸ばす。
世には「もたれ合い」「指導者待望」「引っ張り合い」などもあるけれど、人間本来の力量は随処で健全。

金曜日, 7月 30, 2010

活人法務帳(‘10-1)

 
濃霧に矢を放って的を射抜く
1億5千万円の債務を、2千300万円で解決し、会社の活路拓く! 

  
  リーダー企業とその外注先企業群とが、大規模な共同集配施設を計画。共に銀行融資をうけて用地の大半を取得したが、未だ虫食い状態の間にバブルが崩壊。程なくリーダー企業もまさかの倒産となったため、計画は頓挫。用地は処分となったが、たたき売りしかなく、膨大な銀行借入だけが残った。外注先企業群は、わがA社も含め、銀行との間で各社の負担割合と長期分割弁済を協定。以来、A社も月々多額の返済に任じてきた。
  さて、時は経ち、今回のリーマンショックである。時にA社の残債務はまだ1億5千万円をくだらず、四苦八苦の極に。
  だがここで、顧問の税理士先生が独り曰く、「天の利、我にあり」!
  そこで、顧問弁護士・加藤洪太郎の出動となり、同弁護士は所属事務所の若手・中山弦弁護士に呼びかけてチームをつくり行動を開始。
  先ず調査。実はこの間、銀行はA社に対する長期債権を、正体のわからぬ有限会社に譲渡していた。調べて判った。この有限会社、株主となった投資家たちの出資金でもって銀行からA社に対する「貸金債権」を買い受け、これを利殖の対象としたのである。事務はすべて関係の債権管理会社が請け負っている。規制緩和政策の鬼っ子である。
  よく見ると、くだんの有限会社の取締役が時々変更となっている。どうやら持ち株の譲渡が頻繁に行われているようである。
  「ハハあー、さては投資家たち、金融パニックで金づまりかも ? 」
「一括で○○円払うから、ここで現金回収を一気にしませんか。」と行動を起こそう。
  問題はこの○○円である。
  この有限会社、A社に対する長期債権をいくらで仕入れたのだろうか ? そしていくらで次の株主に転売しただろうか ? この間の世界と日本の経済・社会の変化と彼らの立場を想い測る。彼我の力関係はじめ考えられるあらゆる要素を前提にチームで研究・討論した。
  出した方針は「1千800万円用意するから決着を着けよう」と提案することであった。  
  中山弦弁護士が「弦」を引き絞って矢を射る。  
  しばらくして回答を得た。「2千300万円くれれば後は放棄する」。  
濃霧の中で目には見えない標的であったが、心眼で狙った一点に射た矢はズバリ!「当たり」となった。
  これで1億5千万円余の債務の圧迫からA社は解放された。爾後の経営計画からこの債務返済計画を外すことができたのである。活路を拓いたA社は生産を続け、雇用も継続して地域経済の一端を担い続けることができた。

日曜日, 6月 06, 2010

上海コンサートのコンセプトは

時代の潮流が残酷に切り裂いたものを再び結びあわす
すべての人間は兄弟になる

  これはベートーヴェン作曲交響曲第九番「合唱付」の第四楽章クライマックスの合唱詩。アジアと世界の過去と未来を示唆しているように思われます。

  2010年5月29日、上海市浦東新区の上海東方芸術センターで〝第九コンサート〟を催しました。わが「瀬戸第九をうたう会」をはじめとする合唱部隊と同行ギャラリィー併せて270名に達せんとするツアーを組み、現地中国の合唱団も加わる日中合同の300名編成の合唱団と130年の歴史を誇る上海交響楽団との共演が実現したもの。

日本と中国の合唱ボランティアと中国トップラスのプロオーケストラとが、交流の芽を育てあい日中が共同して上海の地でベートーヴェンの第九を高らかに演奏し熱いメッセージを伝えあうのは、人類の文化活動史上はじまって以来の進歩。

   演奏を終えた瞬間、ブラボー!のかけ声。
  続いて千人を超える聴取からの鳴り止まぬ拍手の嵐の中で、とめどもなく涙を流す仲間たちの顔を見る。
   ともにこの4年間、一つの困難を越えると次の困難があらわれる、道なきに道を拓く日月を、協力に協力を重ねて越えてきた仲間たちです。

   で、お前はどうだった? 仲間の心を受け止め目的・理念を堅持して励まし続ける、気が張り詰めるなかでの大いなる満足に、心が満たされました。

お互い、ありがとうございました。

そして、次なる創造に・・・・・

詳しい経過は、もう一つのブログ『瀬戸&上海 国際クラシックジョイントコンサート パートⅡ』 http://seto-shanhai.blogspot.com/ でどうぞ。

日曜日, 2月 21, 2010




あたらしい法律サービス
 独自の〝連携〟を活かして始めました


 中国でお暮らしの方のための 電話でできる『暮らしの法律相談』


帰国の機会を待たずに、スカイプを活用して、日本の弁護士とじっくりと暮らしの法律相談ができる新しいサービスです。  詳しくは右の広報をクリックして拡大の上ご覧下さい。

月曜日, 2月 15, 2010

不況下の伸長

中小企業家同友会全国協議会主催
第40回 中小企業問題全国研究集会(京都) に参加

’10年2月11~12日、京都で開催されたこの研究集会に参加。その概要は写真 クリックすると拡大され記事が読めます) の報道を参照ください。
学ぶところの大きい集会でした。「不況下の伸長」のためには
『あたらしい仕事づくり』こそが値下げ競争に陥らない活路を拓くのであり、それは、
1) 『新しい連携づくり』で
2) 『新しい商品・サービスづくり』をして
3) 『新しい顧客ルートづくり』を実現すること
である、と教えられました。
これを自身の強みが何かをしっかり見極め、強みを活かして創造することだ、というわけです。
こうした法則をサジェストされるだけでも大いに心強い思いをしました。次は実行。様々な挑戦をしてみよう、と心に決めて帰りました。




 

月曜日, 1月 25, 2010

  みんなの幸せの見える社会づくり
  中小企業憲章の制定と展開を
中小企業家同友会が主唱中


  ’10年1月20日、中部経済新聞は、愛知同友会の中小企業憲章を語る新春座談会を特集。
記事全文をアップしました。写真をクリックすると拡大され読むことが出来ます。小生も登場しています。


  

2010年は真冬で開幕
 雪 は 花

 冬来たりなば、春遠からじ


 拙宅の庭に杏(あんず)の樹あり。2007年3/25のブログに 「 春 告げる 杏の花 」として花満開の様子を紹介。
 その杏が、今度は 雪の花。

 2010年は日本も瀬戸も真冬の景色のなか。

 だが、冬の次は春。
 確信して、否、革新して、前途を切り開かずにはおかない。

 
 

日曜日, 1月 03, 2010

世界博の上海で第九を聴こう!
   ギャラリーツアーのご案内


☆ 上海東方芸術センターのVIP席チケット
☆ 打ち上げパーティー参加(任意)
☆ 上海万博入場券
☆ 上海交響楽団との合同リハーサル見学(任意)
                            などの特典付
☆ 宿泊は四つ星ホテルを確保

 上海万博を一度は訪れてみたいとお考えの方々は、その時節をお選び下さり、日本の合唱団などが上海市内の有数のコンサートホール(5月29日)や、はたまた万博会場内の世博中心大会堂(5月30日)の、両会場で演奏を披露するこの機会に、出演者に同行して上海に行かれませんか。

 今や世界第一級クラスへと伸長著しい上海交響楽団の演奏による「ベートーベン作曲交響曲第九番(合唱付)」や、東京交響楽団の首席チェロ奏者で上海出身の黄原亮司さんの凱旋チェロコンチェルトを、上海は浦東新区の大コンサートホール(写真)で楽しむことができます。合唱は四半世紀の歴史を歩み来たった瀬戸第九合唱団を中心に愛知と全国の第九の仲間たち、そして中国の上海交響楽団付属合唱団の合同編成で、またとない構成。

 仲間とともに手配は全て整っております。詳しくは左記欄外のリンク先 「瀬戸&上海 国際クラシック ジョイントコンサート パートⅡ」 (上海第九の広報ブログ)をご参照ください。

土曜日, 1月 02, 2010

2010年、あけまして、おめでとうございます!
21世紀、すでに1/10を進む


 先の20世紀は、その初頭において、アメリカのフィリピン支配、イギリスのインド支配、日本の韓国支配、等々を英・米・露・日が互いに認め合う帝国主義列強の闊歩する世界で始まった。4~50年後の20世紀の半ばには、韓国やフィリピンそしてインドがそれぞれ独立を獲得し、それからまた50年後の21世紀初頭にはインドを始めBRICS諸国が世界経済の牽引車となるにまでの大変化となった。
 21世紀の半ば頃、つまり今から40年後の世界はどんな世界だろう。自分の目で見ることができるかどうかは天然自然の理に任せるしかないが、子や孫、社会の中で和を組んだ後輩たちは、かならず2050年という時代を築き生きるに違いない。
 昨年、益川敏英教授のお話を拝聴する機会がありました。短い期間では世の変化も緩慢に見えるが30~40年単位でみれば大きく変化する、と云われたのが印象的でした。理論確立からその実証を経てノーベル賞授賞に到るまでに35年の歳月が流れたその実感が背景にあろうと感じましたが、まさに至言。

大きな変化の始まりが今
 遠くを見据え、希望を懐に、日々を進まんとす
                    人々の生きる力の総和を頼りに