日曜日, 3月 11, 2012

福島に 全国から1,600名の中小企業経営者が集まり、16の分科会で学びあう



福島の仲間は お元気です
 3/8~9福島で開催された〝中小企業問
題全国研究集会〟(中小企業家同友会全
国協議会主催/設営:福島同友会)のス
ローガンです/1600人の中小企業経営者
が全国から福島に集まり再起を誓って学
びあいました。
 (写真は、配布されたガイドブックの
表紙から)

 危機が深く、それが故に 大きな勇気
をもって転換を遂げて、危機を超える。
 他方、緩慢に危機に見舞われる離れた地域で
は、対応も甘くなりがちで、やがて押し
寄せる危機に流されるおそれさえ・・・・・

中国へのビジネス展開をも視野に

今も拡がる 
 中国の弁護士との実務協力ネットワーク

 クライアントが中国にまでビジネスを展開されることがあっても、そこで遭遇される法律問題にも対処できるようにと、1995年に志をたてました。

以来、国内外に広がるネットワークを確かな基盤として築き続けて今に至り、更に未来に向かって歩みを進めています。

現在までに、全中国15都市の弁護士と協力協定を結んで参りました。

日本側としては、東京・大阪・名古屋の弁護士が4項目の理念によって連携し、〝日中法務交流・協力日本機構〟という社団法人を組織して、プロジェクトを推進しています。

グローバルな視野とシフトを実際に備えてこそ、日本における立ち位置を強固にして、地域・社会に貢献できるに違いないと考、そうしたお役に立ちたいと願っているものです。

土曜日, 2月 11, 2012

固定観念を打ち破る/異質を結びあわす閃き

未来を拓くことのできる社会は


これは何?
キリスト教会あるいはイスラム教会の塔堂?

でもよく見れば、彫像のことごとくは天女。そして壁面に居並ぶのは仏様である。

意表をつくとはこのこと。結果を見れば斯くの如しであるが、ヨーロッパの塔堂に仏教芸術をしつらえるなど、破天荒すぎて誰も今まで思いもつかなかった。

未来を拓くことのできる社会は、固定観念を打破し異質を結びあわす閃きと気概ある者をも、大胆に起用するものと知る。

月曜日, 1月 02, 2012

2012年 新年の日が昇る


厳しくとも つながりあって 龍 とならん

土曜日, 11月 05, 2011

「不可能」 を 『可能』 にしていく 人と人との協力づくり

杭州市政府の若手職員の心意気

☆ 2011年10月28日と29日の両日、浙江省は杭州で開催中の〝第2回杭州余暇博覧会〟の野外ステージに、わが〝瀬戸第九をうたう会〟はじめ日本全国から集まって編成した日本瀬戸第九合唱団が登場しました。
☆ さて、今回のレポートの焦点は、野外舞台で活躍したグランドピアノ。
 縁あって余暇博覧会に協力することになって、主催者である杭州市政府の担当者と現地で打ち合わせました。そのスタッフの中の人なつこい若者が現場のリーダーとなり、日頃のメールの往復の窓口もつとめるところとなりました。
☆ 開催日も近くなってのこと。その若者からメールが来信しました。
曰く「グランドピアノは用意できません。演奏会場に車両の乗り入れができず、重量物は到底運び込めないのです。小型のピアノに致します。」
日本から返信メールを送りました。
「了解しました。」
「どんなピアノでも構いません。目的はオーケストラの演奏に代えるピアノ伴奏ですので、一台のピアノを2人掛かりで弾く連弾を可能にすることです。88鍵以上あればよいのです。」

☆ これに対する何の返信メールもなく、当日の本番に至りました。
その朝、事前練習のために会場を訪れると、何と例の若者が指揮して道路からステージまでの2~300メートルの距離をエッサエッサと十数名でグランドピアノを担ぎ歩いて運び込んでいるではないか!
しかも、フルコンサートの大型グランドピアノを!!
演奏会は盛況の裡に成功。「歴史が切り裂いたものを再び結びあわす。全ての人間は兄弟になる・・・・」とのシラーの詩をピアノ連弾の迫力ある伴奏で歌い上げるなかで、日本の合唱団と中国の観衆との間に心が通いあいました。
☆ 下支えする者どうしの相互理解、そして前向きに物事を進めようとする心意気、その上で「不可能」を『可能』にしていく人と人との協力づくり、等々に眼を見張りました。
民間外交の一隅たらんとする文化交流のなかから、明るい将来を確信する出来ごとが生まれたとの想いを深くいたしました。

火曜日, 10月 25, 2011

人間を大切にする社会への扉をこじ開ける


ラベルライターに関する発明をしたブラザーの社員と元社員とが、社員発明の貢献による適正な対価の支払いを会社からうけるべきであるとして、地裁から高裁へ、そして最高裁で頑張ってきました。
東京高裁は東京地裁が命じた支払額の五割増しの支払いを命じましたが、この高裁判決がこのほど最高裁判所で確定するに至りました。
新聞報道によれば会社側は「決定内容は残念だが最高裁決定には従いたい」とコメント。
 この裁判、相談役を求められて戦略方面など支援しましたが、主力は当事務所の夏目武志弁護士と事務局の佐々木と松田の三名。得意めざす分野のひとつとして知財分野を選択して陶冶に努めていた夏目が、本人の酒井さん結城さんと文字通り三人四脚でここまで頑張り抜きました。
「大量生産基地」が海外移転を余儀なくするなか、国内ではその「開発基地」たる役目を担って雇用を確保する、これが我が国の活路のひとつであることは、今では、はっきりしてきています。
開発のひらめきやヒント、そして新たな工夫は、他でもない人間の考える力から生み出される。新興諸国に先行する開発は、先進国に相応しい〝より人間らしい生活〟であればこそ益々生まれる。
個人として尊重される「個人」どうしが対等に協力しあってこそ、真のチームワークの力が発揮されよう。
獅子をも飼い慣らす智恵、すなわち大脳をもつ本来の人間を大切にする社会への扉をこじ開ける裁判となりました。

何ごとも人組(ひとぐみ)から/京都『時代祭』をお手本に


秋の京都〝時代祭〟のことです。
午前中から平安神宮の境内のあちこちに刀や槍を手にした胴丸姿の足軽隊、本格的な鎧兜の武将、堂々の体躯の牛が曳く御所車、お公家さんやお姫様、たくさんの馬などなどが参集し始め、次第に活気が満ちはじめました。十時頃になると、順次、丸太町通を西に進んでスタート場所の京都御苑への移動が始まりました。
御苑に終結して待機するうち、正午となる。本番である。最先頭部に行列の名誉奉行の馬車二両が出る。一両目には京都の府・市各議会の議長さんが座乗され、次いで副知事さんや市長さんが座乗される二両目が続きます。
で、この馬車の御者は誰?どこかで見た姿かたちでは??
御苑の広々とした砂利道を行列は進みはじめる。烏丸通を南下して東に折れると、両側の特設桟敷の内外が見物の人々で埋まる御池通である。真ん中を馬蹄も軽やかに進む。姿勢を正して御者台からみる京都はことのほか爽やか。思わず空を仰ぐ。河原町通そして三条大橋をわたる頃には道幅も狭くなり沿道の人々と馬車上のやんごとなき方々とが互いに声を掛け合うと、御者までがニッコリとしてしまいました。ラストは、神宮通を次第に迫る正面の大鳥居を見て北上し平安神宮に帰り着いて、互いにお役目ご苦労様となりました。
さて、この時代祭の行列、例の鼓笛と共に進む維新の官軍に始まり、歴史を順に辿って藤原そして延暦時代にまで遡る一大絵巻である。各時代を象徴するそれぞれの行列は、これを京都の市民の皆さんが学区単位で組織をつくって編成。練習に練習を重ねて出場を受け持ちあっておられるというからすごいと思いました。時代考証に忠実な衣装・装具を再現する伝統技術を保存し成り立たせる、その資金創りも一大運動となるようです。
京都三大祭りの〆、秋の時代祭はこうして催される。
舞台裏の一端から参加させていただき、京都の真の強みはこの住民力であることに気付きました。わが郷土のまちおこしも、実は、市民の人おこしであるべきことを、そして何ごともそのベースが〝人組〟にあることを、お手本に触れて学ぶ秋の一日となりました。

日曜日, 9月 11, 2011

社)日中法務交流・協力日本機構、大連でセミナー開催



現地法人の企業再編と問題点

 去る9月8日、大連日航ホテルでセミナーを開きました。

報告者は、私どもの法律事務所大連代表処の首席代表・中島宏治弁護士(大阪・法円坂法律事務所)。加えて、社団法人日中法務交流・協力日本機構(ILN)が実務協力協定を結ぶ大連の于虹弁護士ならびに劉同強弁護士が中国側講師として報告。

中国に進出した日系企業が、中国から撤退せざるを得ない。こうした場合の、株式譲渡や解散そして破産などの方法などについて学びました。中国の法制と実情そして司法の状況などを踏まえた実践編として、その問題点と対応策に関する真摯な研究の機会となりました。

この他、徳永事務局長の司会の下、ILNの菅原哲朗書記長が纏めに、稲田堅太郎理事長がスカイプによる法律相談の説明に、それぞれあたりました。会長の加藤は、上海→杭州 経由で大連入りし、ILNの紹介をさせていただきました。

土曜日, 9月 03, 2011

志ある何者かが南宋と瀬戸とを結んだことには違いがない


古くて新しい物語のはじまり

知る人ぞ知る藤四郎伝説。時は鎌倉時代、曹洞宗の開祖道元禅師に同行して宋にわたって施釉陶器の製法を学んで帰国した加藤藤四郎景正が、優良な陶土が産出する地域を探して瀬戸に辿りつき、以来、瀬戸の施釉陶器の歴史が始まった、とされる。その学んだ先の南宋の都こそ、杭州。

杭州の博物館で宋朝の陶器を見ると、何と瀬戸の陶器に通ずるものだとピンと判る。藤四郎その人の実在が問われているけれども、こうした物的資料からすると、志ある何者かが南宋と瀬戸とを結んだことには違いがない。

ところで、今年2011年10月29日と30日の両日、瀬戸第九をうたう会は、日本全国の仲間とともに、かつての南宋の都〝杭州〟で、杭州余暇博組織委員会の主催のもと、ベートーヴェン作曲・交響曲第九番の合唱を披露することに。
「時代の潮流が残酷に切り裂いたものを、再び結びあわす。すべての人間は兄弟になる。」(合唱詩)とうたいあげます。

瀬戸と杭州、わたくしたちの地域と世界の古くて新しい物語のはじまりです。

(写真は、瀬戸公園内の「陶祖碑」/藤四郎伝説を刻む巨大な陶製モニュメント)

金曜日, 7月 08, 2011

混沌の夜明け



一見、混沌のごとし


だが、それは夜明けならばこその景色


遠くの様でも、


その奥に時代の架け橋が見えてくる

土曜日, 6月 25, 2011

壺中の華



旅に出る。
「日常世界」から出てこれを外から見直す。
咲いたつもりでも壺中の華だと気付く。

それを知って懸命に生きる。

人は先ずは動物。
壺外に出られる。
更に、人は考える。
動き、かつ、考えれば、壺外と繋がりあうことが出来る。

壺中の華だと気付けば次がある。

土曜日, 5月 28, 2011

盛者必衰



刻まれたマークは「M」と「I」を組み合わせた社章である。
「M」は云わずと知れた「満」の頭文字。そして「I」は鉄道レールの断面。
20世紀の前半期、この杯を手にした人々は誰と誰であったろうか ? どういう心で杯を乾したのだろうか ?
想いを馳せて記念に入手して帰国しました。
「権」と「金」の力で支えられた物事はたとえ一世を風靡しても永続は出来ない。ましてや将来の展望を拓くものにあらず。それを拓くのは真実と正義そして人道である。

時を経て20世紀後半時代、またもや同様の力を奢って「盛者」の世を造り出したがゆえに、21世紀に入った今、将来の時間までをも犠牲にする大きな破綻を招いている。

だが、真実と正義そして人道は永くは閉じ込められてはいない。
将来に乾杯!

月曜日, 5月 02, 2011

耐え忍べばやがて春

激甚の底
制御不能の怪物
運授かりし者
諦めず
力あわせて
生き抜く


運に感謝し
その使命を覚る


耐えて忍んで生き抜けば
やがてはめぐり来る春のおとづれ
あきらめず、力あわせて生き抜く

日曜日, 2月 06, 2011

三人官女



子供が描く夢、その視界


お雛祭りの季節がやってきます。陶磁器のまち、わが瀬戸では熟練・新進それぞれの作家さんたちが陶びなの新作で競いあい、そして産地全体の魅力を高める。
その99%が大小様々な内裏雛。
家々にお内裏様だけを飾ると、それと暮らす子供たちの脳裏には「仲のよい夫婦」がそのあこがれとして刻まれる。それ自体はすばらしいことだし、皆々そうしたあこがれを抱いて成長していって欲しい。
そこで、更に欲が出てきました。
「世界は二人だけ」では十分には生きられないし、もとより「世界は二人のためだけ」にあるのではない。そう、チームで協力しあうことを忘れてはならない。
これを古流に表現すれば、内裏様は内裏様だけでは幸せになれない、ということ。三人官女の支えあればこその内裏様なのだ。また、三人官女も亦、内裏様を押し立てればこそ、世界広く生きてゆかれる。これからの時代にふさわしく表現すれば、チーム力です。
幼少の頃から、こうしたチーム力に視野が開けるよう、飾り物にも、それがあこがれを脳裏に刻むものであればこそ、考えをこらしたい。
で、陶雛コーナーでは見つからなかったけれど、他のコーナーの陶人形の中から三人官女を募集してこれを編成した次第。




月曜日, 1月 03, 2011

中小企業で国民経済の展望を拓く

起業めざす有志が住みたくなる地域づくりを

スモール&ミドルビジネス、そしてマイクロビジネスが、これからのわが国民経済の展望を切り拓くに違いない。それが雇用の7~8割を確保し、また新しい商品やサービスを創造する源泉であるからだ。

  『中小企業は日本経済の根幹!』
  2002年と2008年の二度にわたるEU視察・交流を踏まえて、同友会は中小企業憲章制定運動をおこし、こう宣言しました。そして2010年夏、ついに日本政府が政府版「中小企業憲章」を閣議決定するにおよび、運動は一つの画期に到達しました。

識者も指摘しています。「米国では真に実力ある者の約半数は大企業や役所でなくベンチャーで社会に挑戦」(精華大学紺野大介教授)。
また、昨秋、中小企業家同友会の有志とともに視察・交流に訪れたアメリカ連邦中小企業庁(SBA)のレクチャーでも、「この間、アメリカ人の思考方法に大転換が起きてきている。大企業は嫌い。パパママ経営が好き。」「それは、大手は雇用削減で生き残りをはかる。他方、中小企業は地元の雇用を維持するからだ。」との報告に接する。
今や、EUでもアメリカでも活路は中小企業。
そして、今日のアメリカは明日の日本。日本でも確実に国民各界各層の中小企業観が変わる。
中小企業で頑張る経営者と働く人々、中小企業の起業めざす有志、こうした人々が住みたくなる地域そして日本社会づくりに、ひとりひとりが努力し協力しあう、そうした努力がわが国民経済の展望を切り拓くに違いないと確信して進みます。

日曜日, 1月 02, 2011

2011年を迎えて

自らの立ち位置を知る

 
あらためて、自らの立ち位置を知るよう、今一度ふり返る

その立ち位置にあっては、最早 行うべきでないことを行わず

その立ち位置にあって、今から行うべきことを行う


その新たな使命に謙虚に挑戦して自らを変化させ

みんなが生きた甲斐ある人生をおくることができるよう、その目的に貢献しあう

こころ新たに2011年の新年を迎えます

土曜日, 12月 11, 2010

大地にしっかりと根ざして

今年は例年にない暑い夏でした。汗をふきふき、おのれ自身の「業務理念(LETS法務)どおり仕事ができているか?」を問いなおす季節でもありました。

LETS法務のLはLife「生きる」で、人が生きることを目的とすること、つまり活人法務。
EはEquality「対等」で、お客様との人としての対等性。
TはTeam「チーム」で、チーム力の発揮。
SはStrategy「戦略」で、戦略性ある仕事。
以上により事務所の強みをいかして、課題に最適なシフトを敷こうとするものです。

先行する米国を見ますと、我が国もより厳しい来年に突き進む可能性もございます。
であればこそ、大地にしっかりと根ざして踏ん張らねばと、気も引き締まります。 

2010年 一年、本当にありがとうございました。


鼎 かなえ



 その軽重を問う者、数知れず


 その軽重を問われる者、これ亦 数知れず


 然れども、徳を積む者、潜んで数知れず


 その繋がりを求めてやまず

土曜日, 11月 06, 2010

環境の変化への対応力がなければ

強者も必衰!


 大量生産式の製造業基地の役割は、すでに新興国が担う時代となった。


 過去の環境では最強の存在であっても、あたらしい環境への対応ができなければ、滅する他なくなるのだ。


 最強だったことに執着するものは、その化石をかつての弱者の前にさらすこととなる。


 智恵をふりしぼり、変化につとめ、あたらしい存在をめざす。


  

2010年の瀬戸川の辺

次の時代の到来を呼ぶ

大量生産と激しい価格競争の時代を乗り越え、

文化に根ざすあたらしい地域経済づくりへとすすむ

時代が到来しつつある。時は流れる川のごとく進む。

その知らせを聴いて待機し始める。

それを確信して風を呼び始める。

日曜日, 8月 22, 2010


支えあいで、
   高く伸ばす
1人が支える。
風で揺らぐ。支える手や足そして姿勢変えてバランスをとり続ける。これを見守る仲間。
支えきれぬと見るや、待ち受けた仲間が代わって支え続ける。安定の機会を捉えて竹穂を継いで高く伸ばす。
また揺らぐ。位置を変えつつバランスを取り直す。緊張が途切れて揺らぐと他の仲間がサッと肩代わり。
その誰もが支え、誰もが仲間となる、支えあいのチームワークこそが、目的を継続し続け、これを高く高く伸ばす。
世には「もたれ合い」「指導者待望」「引っ張り合い」などもあるけれど、人間本来の力量は随処で健全。

金曜日, 7月 30, 2010

活人法務帳(‘10-1)

 
濃霧に矢を放って的を射抜く
1億5千万円の債務を、2千300万円で解決し、会社の活路拓く! 

  
  リーダー企業とその外注先企業群とが、大規模な共同集配施設を計画。共に銀行融資をうけて用地の大半を取得したが、未だ虫食い状態の間にバブルが崩壊。程なくリーダー企業もまさかの倒産となったため、計画は頓挫。用地は処分となったが、たたき売りしかなく、膨大な銀行借入だけが残った。外注先企業群は、わがA社も含め、銀行との間で各社の負担割合と長期分割弁済を協定。以来、A社も月々多額の返済に任じてきた。
  さて、時は経ち、今回のリーマンショックである。時にA社の残債務はまだ1億5千万円をくだらず、四苦八苦の極に。
  だがここで、顧問の税理士先生が独り曰く、「天の利、我にあり」!
  そこで、顧問弁護士・加藤洪太郎の出動となり、同弁護士は所属事務所の若手・中山弦弁護士に呼びかけてチームをつくり行動を開始。
  先ず調査。実はこの間、銀行はA社に対する長期債権を、正体のわからぬ有限会社に譲渡していた。調べて判った。この有限会社、株主となった投資家たちの出資金でもって銀行からA社に対する「貸金債権」を買い受け、これを利殖の対象としたのである。事務はすべて関係の債権管理会社が請け負っている。規制緩和政策の鬼っ子である。
  よく見ると、くだんの有限会社の取締役が時々変更となっている。どうやら持ち株の譲渡が頻繁に行われているようである。
  「ハハあー、さては投資家たち、金融パニックで金づまりかも ? 」
「一括で○○円払うから、ここで現金回収を一気にしませんか。」と行動を起こそう。
  問題はこの○○円である。
  この有限会社、A社に対する長期債権をいくらで仕入れたのだろうか ? そしていくらで次の株主に転売しただろうか ? この間の世界と日本の経済・社会の変化と彼らの立場を想い測る。彼我の力関係はじめ考えられるあらゆる要素を前提にチームで研究・討論した。
  出した方針は「1千800万円用意するから決着を着けよう」と提案することであった。  
  中山弦弁護士が「弦」を引き絞って矢を射る。  
  しばらくして回答を得た。「2千300万円くれれば後は放棄する」。  
濃霧の中で目には見えない標的であったが、心眼で狙った一点に射た矢はズバリ!「当たり」となった。
  これで1億5千万円余の債務の圧迫からA社は解放された。爾後の経営計画からこの債務返済計画を外すことができたのである。活路を拓いたA社は生産を続け、雇用も継続して地域経済の一端を担い続けることができた。

日曜日, 6月 06, 2010

上海コンサートのコンセプトは

時代の潮流が残酷に切り裂いたものを再び結びあわす
すべての人間は兄弟になる

  これはベートーヴェン作曲交響曲第九番「合唱付」の第四楽章クライマックスの合唱詩。アジアと世界の過去と未来を示唆しているように思われます。

  2010年5月29日、上海市浦東新区の上海東方芸術センターで〝第九コンサート〟を催しました。わが「瀬戸第九をうたう会」をはじめとする合唱部隊と同行ギャラリィー併せて270名に達せんとするツアーを組み、現地中国の合唱団も加わる日中合同の300名編成の合唱団と130年の歴史を誇る上海交響楽団との共演が実現したもの。

日本と中国の合唱ボランティアと中国トップラスのプロオーケストラとが、交流の芽を育てあい日中が共同して上海の地でベートーヴェンの第九を高らかに演奏し熱いメッセージを伝えあうのは、人類の文化活動史上はじまって以来の進歩。

   演奏を終えた瞬間、ブラボー!のかけ声。
  続いて千人を超える聴取からの鳴り止まぬ拍手の嵐の中で、とめどもなく涙を流す仲間たちの顔を見る。
   ともにこの4年間、一つの困難を越えると次の困難があらわれる、道なきに道を拓く日月を、協力に協力を重ねて越えてきた仲間たちです。

   で、お前はどうだった? 仲間の心を受け止め目的・理念を堅持して励まし続ける、気が張り詰めるなかでの大いなる満足に、心が満たされました。

お互い、ありがとうございました。

そして、次なる創造に・・・・・

詳しい経過は、もう一つのブログ『瀬戸&上海 国際クラシックジョイントコンサート パートⅡ』 http://seto-shanhai.blogspot.com/ でどうぞ。

日曜日, 2月 21, 2010




あたらしい法律サービス
 独自の〝連携〟を活かして始めました


 中国でお暮らしの方のための 電話でできる『暮らしの法律相談』


帰国の機会を待たずに、スカイプを活用して、日本の弁護士とじっくりと暮らしの法律相談ができる新しいサービスです。  詳しくは右の広報をクリックして拡大の上ご覧下さい。

月曜日, 2月 15, 2010

不況下の伸長

中小企業家同友会全国協議会主催
第40回 中小企業問題全国研究集会(京都) に参加

’10年2月11~12日、京都で開催されたこの研究集会に参加。その概要は写真 クリックすると拡大され記事が読めます) の報道を参照ください。
学ぶところの大きい集会でした。「不況下の伸長」のためには
『あたらしい仕事づくり』こそが値下げ競争に陥らない活路を拓くのであり、それは、
1) 『新しい連携づくり』で
2) 『新しい商品・サービスづくり』をして
3) 『新しい顧客ルートづくり』を実現すること
である、と教えられました。
これを自身の強みが何かをしっかり見極め、強みを活かして創造することだ、というわけです。
こうした法則をサジェストされるだけでも大いに心強い思いをしました。次は実行。様々な挑戦をしてみよう、と心に決めて帰りました。




 

月曜日, 1月 25, 2010

  みんなの幸せの見える社会づくり
  中小企業憲章の制定と展開を
中小企業家同友会が主唱中


  ’10年1月20日、中部経済新聞は、愛知同友会の中小企業憲章を語る新春座談会を特集。
記事全文をアップしました。写真をクリックすると拡大され読むことが出来ます。小生も登場しています。


  

2010年は真冬で開幕
 雪 は 花

 冬来たりなば、春遠からじ


 拙宅の庭に杏(あんず)の樹あり。2007年3/25のブログに 「 春 告げる 杏の花 」として花満開の様子を紹介。
 その杏が、今度は 雪の花。

 2010年は日本も瀬戸も真冬の景色のなか。

 だが、冬の次は春。
 確信して、否、革新して、前途を切り開かずにはおかない。

 
 

日曜日, 1月 03, 2010

世界博の上海で第九を聴こう!
   ギャラリーツアーのご案内


☆ 上海東方芸術センターのVIP席チケット
☆ 打ち上げパーティー参加(任意)
☆ 上海万博入場券
☆ 上海交響楽団との合同リハーサル見学(任意)
                            などの特典付
☆ 宿泊は四つ星ホテルを確保

 上海万博を一度は訪れてみたいとお考えの方々は、その時節をお選び下さり、日本の合唱団などが上海市内の有数のコンサートホール(5月29日)や、はたまた万博会場内の世博中心大会堂(5月30日)の、両会場で演奏を披露するこの機会に、出演者に同行して上海に行かれませんか。

 今や世界第一級クラスへと伸長著しい上海交響楽団の演奏による「ベートーベン作曲交響曲第九番(合唱付)」や、東京交響楽団の首席チェロ奏者で上海出身の黄原亮司さんの凱旋チェロコンチェルトを、上海は浦東新区の大コンサートホール(写真)で楽しむことができます。合唱は四半世紀の歴史を歩み来たった瀬戸第九合唱団を中心に愛知と全国の第九の仲間たち、そして中国の上海交響楽団付属合唱団の合同編成で、またとない構成。

 仲間とともに手配は全て整っております。詳しくは左記欄外のリンク先 「瀬戸&上海 国際クラシック ジョイントコンサート パートⅡ」 (上海第九の広報ブログ)をご参照ください。

土曜日, 1月 02, 2010

2010年、あけまして、おめでとうございます!
21世紀、すでに1/10を進む


 先の20世紀は、その初頭において、アメリカのフィリピン支配、イギリスのインド支配、日本の韓国支配、等々を英・米・露・日が互いに認め合う帝国主義列強の闊歩する世界で始まった。4~50年後の20世紀の半ばには、韓国やフィリピンそしてインドがそれぞれ独立を獲得し、それからまた50年後の21世紀初頭にはインドを始めBRICS諸国が世界経済の牽引車となるにまでの大変化となった。
 21世紀の半ば頃、つまり今から40年後の世界はどんな世界だろう。自分の目で見ることができるかどうかは天然自然の理に任せるしかないが、子や孫、社会の中で和を組んだ後輩たちは、かならず2050年という時代を築き生きるに違いない。
 昨年、益川敏英教授のお話を拝聴する機会がありました。短い期間では世の変化も緩慢に見えるが30~40年単位でみれば大きく変化する、と云われたのが印象的でした。理論確立からその実証を経てノーベル賞授賞に到るまでに35年の歳月が流れたその実感が背景にあろうと感じましたが、まさに至言。

大きな変化の始まりが今
 遠くを見据え、希望を懐に、日々を進まんとす
                    人々の生きる力の総和を頼りに


  

火曜日, 8月 18, 2009



西田 博 後援会25周年記念の集い

 ロンドン・ロイヤルフィルハーモニーの
  木管奏者4氏を瀬戸に招聘
 


瀬戸出身のバイオリン奏者・西田博さんの後援会は発足以来25年の歴史を刻んで参りました。
 これを記念して下記の通り記念の集いを催します。
詳細は、右の案内チラシをクリックください。

  〔  時  〕
   2009年9月28日 
   PM6:30開場 6:45開演
  〔場  所〕
   せとしんエンゼルホール
   名鉄瀬戸線・新瀬戸駅北
   瀬戸信用金庫本店)
  〔参加資格〕
   後援会員限定/
  〔会員登録について〕
   右の案内チラシをクリックしてご覧ください。     
 

日曜日, 4月 19, 2009


 運命の困難は、
    これを瀬戸でも乗り越える

    瀬戸市民オーケストラ・定期演奏会のご案内

 ベートーヴェン作曲・交響曲第5番「運命」が、瀬戸が市となって80年を迎えたこの年に、その市民によるオーケストラによって演奏されることに、それこそ運命的なものを感じます。
 時あたかも、世界規模の経済危機と云う「運命」が、激しくわが郷土の扉をも叩く音が聞こえるからでしょう(第一楽章)。
 だが、この交響曲は第一楽章だけで終わってしまうものではありません。
 「運命」に対峙し、あわてず、あせらず、あきらめず、活路を探る深い瞑想の日々を堪え忍ぶなかで(第二楽章)、
 様々な可能性を見いだして、多様な挑戦を試み(第三楽章)、
 力をあわせて遂に活路を拓いて運命に打ち勝つ!(第四楽章)というのが、
ベートーヴェン作曲・交響曲第5番「運命」が示唆するところではないでしょうか?
 郷土が育む「瀬戸市民オーケストラ」の今回の演奏が、未曾有の経済危機による運命をこの瀬戸でも乗り越える、互いの勇気と気概を奮い起こしあう、その一助となれば幸いです。


 チケットのご入り用の方はkato@daiichi-law.gr.jp までご連絡ください。演奏会場の瀬戸文化センターは、こちら→http://www.city.seto.aichi.jp/sosiki/bunkac/index.html

土曜日, 4月 18, 2009


活人法務帳(09-1)
「見えるマッキンリー」 と
      「見えざる活路」

  挑 む 心 に 変 わ り な し
 企業再生の活路を拓く歩みは、マッキンリーを登る歩みに似たり。
 愛知県下のA店。平成元年のバブル上昇絶頂期に、銀行融資により敷地を購入して自社店舗ビルを新築。程なくバブルがハジケて、残る過大債務に足を取られる。平成19年初頭まで頑張ったが遂に力尽きる。融資金の返済はまだ1億7千万円余も残るのに、物件は値下がりして価格は6千万円そこそこに。
 「何とかして活き残りたい」との願いにより、依頼を受ける。シニアの加藤洪太郎弁護士、若手の中山弦弁護士、練達の事務局員村井秀樹と岩本学の4名で支援チームを編成。プロジェクトの行動開始!以下はその成功までの約2年間の歩みである。
 一方で、『子』を含めて新たな経営計画を練り上げ、果敢に仕事を続けて売り上げ向上に成功。これを踏まえて『子』による物件買いなおし資金の融資を求めて金融機関を回る。努力が実ってある地方銀行の理解を得て、数千万円の新規融資の実現をみる。
 他方、『親』はあえて過大債務の返済をストップ。融資した銀行は債権を抵当権ともども大手サービサーに譲渡。頑として譲らぬサービサー相手の交渉は難航し、特定調停→競売開始の強行→競売停止決定→サービサーのあり方に対する戦略的批判、等々の経過を経て遂に6千万円余の弁済でもって残りの債務1億1千万円余を免除することで調停成立。
 新規融資を受けた『子』が物件を買いなおし、『親』は『子』に物件を売ったお金でサービサーと決着。バブルの負の遺産から全て解放され、活路を得た。
 ① 積極的経営計画の策定とその実践、② 新規融資の獲得、③ 旧債務の大幅減額、この三つの山を全て登り得てこそ拓ける活路であった。支援チームのメンバー各自の創造的力量の発揮、そのチーム力の発揮、根底にある依頼者への深いシンパシィーが、依頼者の「活き残りたい」との願いを支え、更には「この支援チームとともにあれば願いは実現する」との信頼と信念を生みだし、遂には、依頼者と支援チームとのコラボレーションは、銀行や裁判所そしてサービサーの各関係者の心を動かし、道なきに活路を拓いて目的地に到達した。
 マッキンリー登頂は目に見える山への挑戦、今回の活路開拓プロジェクトは目に見えない難路への挑戦。何れも、希望・奇跡・感動・連帯をもたらす挑戦心においては変わるところがない。

日曜日, 1月 11, 2009


’09年 明けましておめでとうございます!

 

   変わるときには変る


 一面の耕作地に続く耕作地。百年も千年も続いただろうに。

 ジェイムズワットが蒸気機関を発明するや、「それ毛織物生産だ!」とばかりに農地は一転して羊を飼う放牧場に。景色は一変して牧草地に続く牧草地へ。

 様々な場で、従来の人と新しい人との交代劇があったのだろう。担い手も変わる。

 で、21世紀初頭の世界を席巻した「市場経済原理主義」「ルール(規制)なき自由競争至上主義」の終焉のその先には如何なる世界がひらけるか?

 いや、拓くのか。それは主権者ひとりひとりが自らそしてともに考え、力をあわせて実現するのだろう。2009年の幕開けはトンネルの中ですが、その先の明かりが見えるようです。

 

 

木曜日, 10月 30, 2008


瀬戸市民オーケストラ名曲コンサート/2008年

 この暮、瀬戸で
  ドヴォルザーク 『新世界より』
をどうぞ

      交響曲第9番ホ短調作品95


 わが郷里の瀬戸にはオーケストラがあります。

 アマチュアですが、もう20年以上の歴史を歩み重ね、技量も半端ではありません。オーケストラのある「まち」づくりめざし、瀬戸第九をうたう会で仲間とともに出発を支えた日々は今は昔。よい想い出です。

 来年こそは「新しい世界」を!の元気を瀬戸で充電しませんか。

 一報下さればチケットをお送りします(全自由席1,000円)。 コンサートホールは瀬戸文化センターホール
                          (写真をクリックするとチラシが拡大できます。)

 

月曜日, 10月 13, 2008


日本の秋祭りもナイル川文明から


 10月12日、地元・瀬戸でも秋祭り。各町内では子供獅子を繰り出して町内を練り歩くのが年中行事です。倉庫から出して町内の集会所に飾った雌雄一対の獅子頭は、いつどうやって揃えたものか判らなくなっていますが木彫・総漆塗の立派なものです。

 ところで獅子ってライオンのことだろ。日本の神社では拝殿前の左右に狛犬とか獅子とかの彫像がおかれるのが通例ですが、中国にゆくとやはり宮殿などの門前に阿吽の獅子像が鎮座ましましています。で、もっと西に行って古代エジプトの遺跡をみると、そこでも左右のライオン像が神殿入り口を固めていました。ライオン→獅子→狛犬と幾千年も前から発してエジプト→インド→中国→日本と伝来し、私たちの町内にも。

 もともと世界は一つ。人の文化交流は押しとどめがたく人類存続の底流をなしていることをあらためて実感する秋の日でした。

 

ともに うたいませんか〝第九交響曲〟

 あたらしい歴史ひらく2010年の上海で

 〈時代の潮流が残酷に切り裂いたものを、再び結びあわす。すべての人間は兄弟になる。〉

 第四楽章クライマックスの合唱詩はアジアと世界の過去と未来を示唆しているのでしょうか。

 私どもは、次の国際博が開かれる2010年、開催地・上海での第九交響曲の演奏会を企画いたしました。日本の合唱ボランティアと中国トップクラスのプロオーケストラとが、2005年愛知万博以来の交流の芽を育てあい、日中共同して上海の地でベートーベンの第九を高らかに演奏し唱うのは、人類の文化活動史上はじまって以来の進歩。

 第九だい好きのみなさん、あたらしい歴史を開く人類の一員として、中国の人たちに熱いメッセージを伝えませんか。「すべての人間は兄弟になる!」と。平和が永続しともに繁栄する調和した社会の、こころの礎にもつながるでしょう。

 ともに唱いませんか。あなたの生涯の思い出と歓喜のために。

              写真は上海交響楽団との契約書を交換する瀬戸第九をうたう会代表らと交響楽団の陳総経理

月曜日, 7月 21, 2008


涼しい木陰で一息入れる


 夏、真っ盛り。フルパワーで走る。

 で、涼しい木陰で一息入れる。

 水の音でも聴きながら気をとりなおし、

 位置を確かめ針路を見なおそう。

 

 


 

日曜日, 7月 20, 2008


年輪を踏まえて本格化 


 弁護士40年目の夏


 私事で恐縮です。24才で弁護士の登録をして一心不乱に歩み続けて 今夏 64才にさしかかりました。40年の歳月は短いようで長く、長いようで短い。過ぎてみれば、これまでは基礎訓練の段階であって、これからが 世のため人のために真に お役にたつことが出来はじめる段階だと気づきます。

 「人の一生は重き荷物を負うて遠き道をゆくが如し、いそぐべからず」(家康公/山岡荘八)を、あらためて学びつつ弁護士40年目を迎えております。

月曜日, 4月 14, 2008

めぐり来し春


めぐり来し春 


 冬、吹きすさぶ寒風に耐えつつ、春のめぐり来る時あるを信じて、日一日と花芽を育てる。

 やがて、春に進んで花を咲かせる。

 人生の難儀に遭遇し、人の助力を得てこれを耐え忍び、解決ある日を信じて営々と努力を重ねる日々に似たり。

 春のめぐり来ることをあらためて信ずる季節です。

日曜日, 2月 10, 2008


随 想 

  人間の力 ~~~その2~~~~


 地上最強のヘビ、それはコブラ。嚼んだ相手の命をたちどころに奪い去る。一瞬の飛びかかり、牙と強烈な毒を天から授かっている。

 それが故か、神格化されて王冠を飾り、ツタンカーメンのマスクにも黄金でその姿を見せる。

 だが、そのコブラさえ人間は操るのだ。

 なぜ操ることが出来る?性質を見抜き、対応する姿勢を考えだし、思うように動かす。

 これまた大脳の働きによるものだ。

 あらためて思う。人間らしく、何かにつけて考えよう。

随 想

人間の力 ~~~その1~~~

 人間は、己の体より はるかに 巨大なモノでも、これを創造してしまう力を持っている。

 構想を頭に描き、具体化するための手順を考え出し、設計図を書き、必要な物資を集め、必要な人を集め、組織をつくり、一つ一つを積みかさね、遂には構想したとおりの巨大な建築物を完成させてしまう。

 これは驚くべき能力だとあらためて思う。

 鷹は翼・嘴・爪、獅子は顎と腕力、ワニは大口、等々、それぞれ特有の武器を授けられて生きる。

 で、羽根はおろか鋭い牙も腕力もなく、体を覆う毛皮さえ失った人間の武器は何か?

 と、思うに、まさしくそれは大脳!

 そうだ、自ら考えよう。何かにつけて自ら考えよう。大脳をふりしぼって。

火曜日, 9月 25, 2007

大連代表処/首席代表の交替


法律事務所/大連代表処の新首席代表に中島宏治弁護士が就任


 大阪の法円坂、東京のキーストーン、名古屋の名古屋第一、この三つの法律事務所が共同で開設している大連(中国・東北部の玄関)の代表処の新しい首席代表に中島宏治弁護士が就任いたしました。同氏は、法円坂法律事務所の中堅弁護士。識見、実務能力ともに充実した頼りになる存在です。  初代・加藤洪太郎(2000年~2003年)、二代・稲田堅太郎(2003年~2007年)に次ぐ三代目の登場です。

 去る9月24日、大連賓館で60余名の来賓を迎えて就任を披露いたしました。写真は、「祖父が大連生まれで同地に縁も深い」と挨拶する中島弁護士です。手前はジェトロ大連代表処の藤原弘所長。

火曜日, 9月 04, 2007

秋の味覚/味覚の秋


夏暑ければこそ
       味覚の秋


 真昼は残暑ですが、朝夕には涼しげな風とコオロギの声が聞こえる季節となりました。

 秋と言えば味覚、味覚と言えば秋。かみしめながら来し方を振り返ります。

 暑かった分だけ実りの豊かさを得るという摂理は、人生でも同じなのでしょう。

 そう思って頑張るのですが、人生の夏はいつまで続くのでしょう。

土曜日, 8月 11, 2007

日本の暑い夏


残暑お見舞い申し上げます


 何かの書物に『民は海、王は舟』とか書いてあったように思います。

 この夏、海の英知とうねりの大きさを、今更ながら知るところとなりました。

 この力を信ずることができ、あらためて、法曹としての職責と使命を積み重ねる元気も湧いて来ました。

 暑さ充ち満ちる中、一点の涼しき流れを見つけ、やがて合流しあって大海に至る思いを馳せているところです。

日曜日, 3月 25, 2007

春告げる杏(あんず)の花

 
 拙宅の庭に杏(あんず)の樹あり。
 婚姻届のとき、長野市役所の市民課でいただいたのが、その苗。
 1㍍にも満たぬ苗木であったものが、今では2階の窓の正面に花満開を誇る盛樹に。
 ハッ!と我が身を振り返れば、今や重肥の姿。細身の青雲の士やいずこ?
 歳月を実感する春です。 
   
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逆転無罪を獲得/名古屋高裁 2007年2/26

 2007年2月26日、名古屋高裁で逆転無罪判決を獲得。
 愛知県瀬戸市の建設業C社は、名古屋地検特捜部から建設業許可更新手続に関して建設業法違反の嫌疑を受け、家宅捜索のうえ起訴された。

 この問題、故意に行ったものではない経緯から、既に管轄官庁である愛知県から「建設業許可取消処分」には該当しない旨の判定があったにもかかわらず、蒸し返しをはかったもの。
 県の判定の陰に高位高官の圧力があったのでは?との見込みから特捜部が強制捜査に及んだ。

 一審の裁判では検察に追随した不当判決で「有罪」。あらためて建設業許可取り消しの危機に見舞われた。

 当名古屋第一法律事務所の田原および川口両弁護士を加えた弁護士3名体勢で徹底弁論に臨み、二審・高裁で逆転無罪を勝ち取ることができた。

 シニア弁護士、中堅弁護士、若手弁護士の老・壮・青3世代結合の総合力の発揮がなければ、強大な捜査機関の前に、なすところがなかった 
であろう。 

日曜日, 12月 10, 2006

名古屋第一法律事務所


 職業を通じての社会貢献は、名古屋第一法律事務所がベースキャンプとなっております。 
 場所は写真のビル。名古屋の桜通。地下鉄桜通線の丸の内駅の真上です。
 遠くに見えるツインタワーが名古屋駅。その横が最近出来たトヨタ自動車のビルです。
 名古屋駅から地下鉄で二区。
 詳しくは  http://www.daiichi-law.gr.jp でどうぞ。

オーケストラのある〝まち〟瀬戸


 ’06年12月10日、瀬戸市文化センターホールで、瀬戸市民オーケストラは、『ふれあいコンサート』を催しました。アイネ・クライネ・ナハトムジークに始まり白鳥の湖のダイジェストで盛り上がった演奏会でした。毎年6月に定期演奏会、12月にふれあいコンサート、というのが定番になってきています。市民オケは文字通り瀬戸市や近隣地域の市民で構成。勿論アマチュア。20年前の1986年の9月、ベートーベンの第九を第四楽章だけでしたが合唱付で演奏したのがデビュー。文字通り無から有を創るプロジェクトでした。郷土の瀬戸を、オーケストラのある〝まち〟にしたいとの願いから、有志を募るところから初めて以降、支援を続けています。当時、ドイツで活躍中のバイオリンニストの西田博さんから「ヨーロッパでは町々にオーケストラがある」と聞いたのが我が参画の動機。今回のコンサートはその西田さんの指揮でした。
 ’07年12月9日には、第九の全曲を第九合唱団と共に演奏することが既に内定しています。
 皆様のご支援・ご協力をお願いします。詳しくは→ http://www.geocities.jp/seto_simin_oke/