木曜日, 4月 06, 2017

新インダス文明、今、激しく発火


 現代日本やスリランカに広がる般若経。2千数百年前にこれを生み出したのはインドである。その地の人々は、近代に至って、数世紀に及ぶ略奪と侵略から〝不殺生戒〟の教えによる非暴力闘争で独立を勝ち取る歴史をも刻む。
 独立インドは、グローバル化の現代に至って、その人々のエネルギーが露天市場からサイバータウンにまで、つまりピンからキリにまで充ち満ちて溢れかえっている。
 進出したSUZUKI自動車とその現地部品サプライヤーの「成功」が、ニューデリーを大渋滞とスモッグの名所にしている等々、新たな課題をも生み出す「繁栄」ぶりである。
 だがこれは、〝始めの始まり〟に過ぎない。
 13億人の大半が生産年齢層となる人口ボーナス期がこれから始まる。伸びしろが実に巨大なのだ。
 そこで、・・・・ふと、ある予感が・・・。
 インドは今、再びあのインダス文明の繁栄へと激しく発火し始めているのだと。