28歳のときのこと。
ある不本意な出来事があったが、今は耐えて修養につとめて時節を待つことに。
気晴らしに、少々の蓄えをはたいて一週間ほどの旅を計画。
「しかし、待てよ・・・・その間に、あたらしいお客様が来られたら・・・請け損なってしまうのでは?!」
と、心配になって、結局、旅の計画はナシに。
これを聴いた祖母曰ク
「昔から云うよ。暇があるときは金がない。金があるときは暇がない。」
「あんた、このジレンマからどう抜け出すの?」
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所属の法律事務所の組織としての値打ちを自覚し、その組織としての増強を生涯の課題の一つに選んで離さなくなったのは、この時から。